みかんの豆知識

みかんの美容効果

価格も手ごろで栄養素もいっぱいのみかんは小腹を埋めるだけでなく、美肌作りにも効果的なフルーツです。みかんは昔から栄養たっぷりの人気の果物。美肌力を上げてくれるみかんの効果に注目してご紹介します!

摂取されると体内で必要に応じてビタミンAに変わり、活性酸素による酸化を抑える作用があります。 この働きは、老化や肌トラブルの対策に効果的です。

美白作用、ダイエット作用、内臓脂肪低減作用、抗疲労作用など、マウスやヒト試験により確認されている生理活性は幅広いです。

食物繊維の一種で、皮の内側のワタやスジ、実を包んでいる袋部分などに多く含まれています。 ダイエットの大敵であるコレステロールの吸収を抑制する作用や血糖値の急な上昇を防ぐ作用があるほか、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きもあるとか。

美味しいみかんの見分け方を知って、フレッシュで満足感のある食べ物を選ぶことができます。

熟れたみかんは鮮やかな色合い、重み、滑らかな表面を持ち、触れたときにほんのり香ってきます。

これらのテクニックをマスターすれば、みかん選びが一層楽しく、満足度の高いものになります。

みかん自体が緑色の時、クロロフィルという緑色の成分を含んでおり、これにより光合成が行われて豊富な栄養と美味しさが蓄えられます。同時にこの時にはβ-クリプトキサンチンという黄色い成分も生成されます。

秋になり寒くなると、クロロフィルは分解されて黄色の成分だけが残り、みかんが黄色く変色します。これがよく言われる『熟する』現象です。夏までに光合成を十分に行い、栄養を蓄え、黄色い成分もしっかり蓄積することで、秋から冬にかけてしっかりと熟したみかんが、『黄色が濃く美味しいみかん』となるのです。

軸とは、みかんが枝についていた部分のことを指します。一般的には太いほうがいいと思われがちですが、軸は養分だけでなく水分も多く移動します。過剰な水分は味を薄める原因になります。美味しいみかんは、みかん成分がギュっと詰まったものです。

収穫の時期の雨はみかん農家にとって厄介なものです。雨が多いと水分を吸収してみかんの味が薄まるだけでなく、果肉が大きくならずに皮だけが膨らんでしまうことがあります。これを『浮皮』と呼び、品質を低下させる原因となります。

油胞は、みかんの表面に見られる小さな突起やツブツブのことを指します。これらの小構造の中には、主にリモネンを中心とした柑橘類の精油成分が凝縮されています。

精油成分が豊富であるほど、みかんはより香り高いとされます。

みかんの中の房の数が多いほど美味しいとされるのは、実は繋がっている維管束の数と関係しています。みかんに繋がっている維管束が多いほど、たくさんの養分がみかんに移動していることを示します。

その結果、甘味が増し、美味しさが向上します。一般的に、みかんのヘタを取ったときの窪みにある筋が維管束です。

ただし、買う前にみかんのヘタを無理に取ることは避けるべきです。摘んでしまうと、みかんに傷がつきやすくなり、鮮度を損なう可能性があります。食べる前に房の数で美味しさを予測するのは難しいですが、みかんの外観や香り、手応えなどを感じることで新鮮さや味わいを推測することができます。